82 両波整流用水銀蒸気入り熱陰極双2極管
82は、真空管とは言えないが、83と共に、オーディオアンプに使用されている。丁度83の半分の容量なので、280/80の水銀管に相当する。フィラメントが、2.5V3Aで異なるため差し替えはできない。初期にはナス型で、後にST14型となった。小振りな処が私の好きな球の1つ。特にナス管は私の好み。使用に際しては83で書いた注意を参照されたい。
RCA/Cunningham 82

元箱。


初期のナス型。刻印ベース。管名はガラス管壁にある。

トップからの眺め。電極はガラスビードで支えている。
RCA 82

元箱。


STタイプとなった。ガラス管壁に管名。銀プリントベース。

トップからの眺め。

元箱。


これもSTタイプ。ガラス管壁に管名。太字の銀プリントベース。

トップからの眺めは同じ。
Raytheon ER-82


初期のナス型。刻印ベース。管名もベースに刻印されている。ステムは当然ながら4ピラー。

トップからの眺め。電極はトップの円形マイカ板で支えている。
Sylvania 82

元箱。Fil. Volts : : 2.5 Fil. Amps. : : 3.5 Plate Volts : : 500 Output Cur. 150mAとある。


初期のナス型。刻印ベース。

トップからの眺め。電極はガラスビードで支えている。管名はトップ部に表示されている。トップのリーフマークが綺麗。
Arcturus 82

元箱。

ナスブルー。刻印ベース。管名もベースに刻印されている。

トップからの眺め。電極はガラスビードで支えている。バヨネットピン付き。


こちらは違う球。ナスブルー。刻印ベース。管名はガラス管壁に表示されている。内部構造は同様。バヨネットピン付き。

トップからの眺めも同様。
Ken-Rad 82

元箱。


STタイプの新型。但し、刻印ベース。

トップからの眺めは他のメーカーと同様。
Tung-Sol 82

元箱。


STタイプの新型。青色プリントベース。

トップからの眺めは他のメーカーと同様。
マツダ HX-82
刻印両丸ベース。管名が、正しくは、"HX-82"のはずが、"KX-82"と刻印されている。バヨネットピン付き。



STタイプとなった。刻印ベース。ガラス面のプリントは、正しく”HX-82”となった。

トップマーク。トップからの眺めは、流石にRCAと同様。
(2007/10/27)
(2013/03/24)
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(2025/10/26)
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