SAV 110 検波用直熱3極管

 

110は、1920年代前半にドイツのSAVがラヂオ用に開発した真空管と思われる。

何れにしても100年前(我が国でいえば、大正時代!)の球が未使用元箱入りの状態で残っているのは天晴れ。

 

元箱は、SAV 100の箱を流用して手書きで修正している。

中の元包装段ボールには、表にシールが貼付されている。検波用とある。

トップシールでメタルベース。管壁には、メーカー名や管名が見当たらない。メタルベースは綺麗なクロムベース(と思われる)。足ピンは先割れ式の初期型UF4ピン。内部構造は欧州伝統の横向き円筒プレート。プラチナステム。外見では、同社製の111と区別が付かない。

底面はベークライト。ちなみに、ベース下部の凹みで底板を固定している(と思われる)。

上部からの眺め。誰かがトップに管名を記入している。

 

 

(2024/06/30)

 

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