国産軍用真空管
マツダ UF-101
昭和17年12月製造とスタンプされている。太平洋戦争が始まって1年も経っているのに、こんな大正時代に設計された球を使っているのではと、今更ながら考えさせられます。
水平同軸横向きプレートが見える。
マツダ UY-6301
19-11とプリントされている。高利得低雑音管として開発された球。
マツダ UZ-12C
1本のバルブの中にUX-12Aを2個封入した複合管。
こちらは別の球。20-8とプリントされている。緑色ガラスとなって、外見上も明らかに上の球より見劣りします。こんな球を見ると悲しくなります。
マツダ UY-45H
錨のマークがプリントされている。
川西 UY-47B
昭和18年1月製造とある。
トップに川西のマーク。黒っぽいプレート。
こちらも同じく、昭和18年1月製造。
こちらは通常のニッケルプレート。
川西機械製作所がラジオ球のUY-47Bを作ったのが何故か不思議でしたが、旧日本軍の戦車搭載用無線機にUY-47Bが使われていたものがあるとのことで、恐らくそれ用ということで納得しています。
マツダ PH1
マツダが、Hシリーズの内の1本として、戦時中に旧日本軍の電波兵器用に製造した球です。規格は、6V6GTのヒーターを12V(12.6Vではない)0.25Aとしたもので、12V6GTに近い。管壁に管名と19.9(昭和19年9月製造)とスタンプされている。反対側には、サイクルマーク(プロペラロゴ)がある。
トップからの眺め。
随時追加してゆきます。
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