230/30(=VT27) 30S(=VT-67) 検波増幅用直熱3極管

 

230/30は、2Vシリーズの電池用ポータブルラジオ用として開発されました。フィラメントは0.06Aで点灯しても良く見えません。初期はチューブラー型、中期はナス型、後期はST型となります。同一バルブ内に2個封入した複合管UZ-30MCは、項を改めました。

個人的な感想では、ラジオの時には問題ないのですが、オーディオに用いると線が細くて音に潤いが無くなり、決して好きな音ではありません。ただ、球自体は色々なバリエーションがあり好きな球ではあります。

フィラメント切れ回避あるいはパワーアップを図ってと思いますが、フィラメント電流を倍増した30S(VT-67)も製造されました。国産のUZ-31MCなども同様の目的で開発されたのではと、勝手に想像しています。

RK-2430から派生した球ですが、項を改めました。

 

Raytheon ER230

こんなに小さくとも4ピラー構造に拘っているのは流石。丸形プレート。マイカサポート。

 

De Forest 430

 

初期のチューブラー型。ガラスビード支持。

 

Sylvania 1230

タイトベースが気に入っている。

マイカサポート。

 

マツダ UX-230

両丸刻印ベース。

ガラスビードサポート。

 

Arcturus 130

中期のナス型。

 

Raytheon 30

角形プレート。刻印4ピラー。

 

Sylvania 30

緑プリントでリーフマーク付き。

 

Sylvania CHS 30 (=VT-27)

トップに錨マーク付き。4-45受け入れとある。

銀プリント。錨マーク付き。

トップマイカの形などは、上の1230と同様だが、流石の米国も戦争末期でマイカの質は落ちている。

 

Rogers (CANADA) 230S

同社独特のスプレーシールド。

 

マツダ UX-30

刻印ベース。管壁に八角形の中に管名。反対側には、〇に放マーク。

〇にマツダのトップマーク。

ベース底部に〇にTマークのスタンプ。

 

こちらは別の球。元箱。

刻印ベースでなくなって、緑ガラスとなった。

トップに「一級」とスタンプされている。

 

 

中国製 30

やっと製造しているという感じで造りは悪い。

 

 

Hytron VT-67(=30S)

タイトベースがお気に入り。

 

Raytheon VT-67(=30S)

 

 

(2006/09/17)

(2007/11/17)

(2008/12/27)

(2009/01/31)

(2011/11/20)

(2020/03/29)

 

  規格表 アメリカ製オーディオ球 ラヂオ・ラジオ球 30ナンバー 67ナンバー 総目録 真空管トップ トップ