27/UY-27A 検波増幅用傍熱3極管
27は227のSTタイプです。大きさは、ST12ですので、珍しく(?)国産のUY-27Aと同じ大きさです。UY-27Aもここに含めました。
全部集めても切りがないので、メッシュプレートを中心に集めています。メッシュプレートといってもプレートの形状、メッシュの粗さ、形状など様々異なりますが、細かいことはあまり言わないでおきましょう。
左から、RCA/Cunningham、Philco、National Union(2本)、Silvertone(2本)、Marvin、Van Dyke、Ken-Rad Commander、unknownです。以下、順に紹介します。
RCA/Cunningham 27
メッシュプレートタイプ。国産マツダのUY-27Aのお手本となったと思われるだけあって、よく似ています。
Philco 27
マイカ構造から、National Union製と思われる。
National Union NU27
マイカの形が異なる。
Silvertone 227
STでも227と刻印。これもマイカの形が異なる。
Marvin & Van Dyke 27
マイカの形は同じ様。
Ken-Rad & Commander & unknown 27
こちらもマイカの形は同じ様。
以下に、メッシュプレート以外の27を紹介します。
RCA 27
赤プリントタイプです。やはり古いものは良いですね。
左から、Cunningham 刻印 と Raytheon オレンジプリント。以下順に紹介します。
Cunningham 27
ダブルヘリカルヒーターを採用。
Raytheon 27
オレンジプリントで通常のステム。順番が、逆になってしまいましたが、下に紹介する4ピラータイプと同じマイカ形状を保っている時期のものです。
RCA/Victor 27
旧タイプのニッパーボックス。箱のみです。
Raytheon 27
Raytheonの4ピラータイプも好きで集めています。上で紹介したものより古い刻印タイプです。
見えづらいですが、左が段付きプレート、右が段無しプレートです。
Sylvania 27
ベースにはリーフマークも緑プリントされています。
Philco & Raytheon & Ken-Rad 27
左から、Philco(刻印)、Philco(黄プリント)、Raytheon(黄プリント)、Ken-Rad(銀プリント)です。
CeCo M27
こちらは珍しいMG管タイプ。未開封ですので、中身は開封後お見せします。紺の帯封あり。
以下に、国産のUY-27Aを紹介します。UY-27Aは、227/27の改良型というだけあって、ヒーター電流が1.75Aから1.5Aへと低減されています。もっとも、56(1A)が登場してからは、そのメリットが無くなってしまいましたが、やはり並四ラヂオには、UY-27Aでないとサマになりません。
各社のUY-27Aを並べて見ました。
左から、マツダ、エレバム(2本)、KOトロン(2本)、HW、ホリゾン、アジアです。以下、順に紹介します。
マツダ UY-27A
刻印両丸(三つ巴)ベース。製造ロットのラベルも貼付。
トップからの眺め。トップマークは丸(三つ巴)にマツダ。
元箱。
刻印ベース。
トップからの眺め。トップマークは丸(三つ巴)にマツダ。
刻印ベース。
トップからの眺め。造りは同じ。
底部には、丸(周辺部を丸に見立てた三つ巴)にマツダの浮き出しマークとなり、ピン識別もGが1、Pが2の左回り(すなわち上置きソケットでは右回り)の数字となった。
刻印ベース。
トップからの眺め。造りは同じ。
底部からの眺め。マークは基本的には上の球と同じものの、サイズや数字の位置などが異なっている。
エレバム/Elevam UY-27A
刻印とエレバムのシール。メッシュが通常と異なる。
トップマーク。
こちらは別の球。刻印、トップマーク。メッシュは通常タイプ。
刻印、側面マーク。緑ガラス。グリッドフィン付き。
KOトロン UY-27A
マイカの形が異なる。
HW UY-27A
こちらは別の球。刻印、トップマーク。メッシュなど造りは同じ。管壁に管名を赤字でプリントしている。
トップからの眺めも同じ。トップマイカをU字型の針金押さえで固定している。
ホリゾン/Horizon UY-27A
アジア UY-27A
Economy UY-27A
他にも、まだありますので、順次紹介してゆきます。
(2006/05/04)
(2006/05/14)
(2006/06/10)
(2007/06/23)
(2008/10/25)
(2019/03/31)
(2021/01/31)