25B5 電力増幅用傍熱3極管
25B5は、1935年4月に出たダイナミックカップル管6B5のトランスレスラジオ用という位置付けで低電圧動作用ということで登場しました(1936年8月登録)。ヒーターは25V0.3A。6B5の25V管ではありません。丁度42と43の関係と同じです。余りメジャーな球とは言えませんが、ST12型のスリムな外形もあり気に入っています。足は6ピンのUZ。ドライバー用の3極管も同封されていて、出力部の3極管は4極管構造で内部で2つのグリッドが接続されています。管内抵抗はありません。オクタルベースとした球が25N6Gとなります。
International 25B5
刻印ベース。ST12型のスリム外形。2つの3極管の配置は並列型。
上からの眺め。右側にドライバー部、左側に出力部。出力部は4極管構造。上部のグリッド冷却フィンで2つのグリッドを接続している。
Lafayette 25B5
銀プリントベース。内部構造は上と同じ造り。
上から見ても同じ構造。
Canada Marconi 25B5
元箱。
管壁に管名。ベースに赤色でCanada Marconi用に造られたことがプリントされている。内部構造は上と同じ造り。
上から見ても同じ構造。
(2012/11/18)
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