山中電機 放送局型123号(正規型)
仕 様
| ブランド | (「テレビアン」は、敵性語のためか、使用せず。) |
| メーカー | 山中電機株式会社 |
| 形 式 | 高周波一段付きトランスレス式4球ストレート(STトランスレス高一) |
| 寸 法 | 横幅(W)40cm×高さ(H)24.5cm×奥行き(D)20(つまみ含22)cm |
| 重 量 | 3.7kg |
| 使用真空管 | 12Y-V1,12Y-R1,12Z-P1,24Z-K2[,B-37] (現状も同じ) |
| 受信周波数 | 中波 550〜1500K.C. |
| 感度階級 | 微電界級 |
| 電源入力 | 50-60〜100V |
| 全負荷入力 | 21VA |
| 電気的出力 | 300mW |
| スピーカー | 吋 マグネチックスピーカー |
| 定 価 | |
| 発売時期 | 昭和15年以降 |
| 製造時期 | 昭和17年1月 |
| 備 考 |

正面写真。こちらはまだ未修理品。つまみは全て残っている。減速ダイヤルが良い。スピーカー布はオリジナルと思われる。未使用に近い程程度は極めて良い。

背面。裏板も付属している。局型ラジオで裏布(オリジナル)が付いているのを初めて見た。銘板も残っている。昭和17年1月製造とある。ただし、裏蓋の「危険」の注意書きの紙は剥がれていた。初期型。

背面内部。シャーシに若干錆があるものの、比較的綺麗。シールドケースとコイルケースもアルミ製を奢っている。電源コードと電源プラグもオリジナルで残っている。


12Z-P1と24Z-K2を始め、眞空管は全て赤刻印のマツダが用いられている。当初のままと思われる。MSPはパルプボードを固めた紙製が使われている。銀色スプレー塗装済みの〇放マーク付きの物で、戦時型よりはまだまし。コーン紙も綺麗。
また修理したら追加する。
(2023/10/29)