WE 205D系 電力増幅用直熱3極管

WE 205D一族を並べてみました。

 

WE VT-2 (=CW931)

 

 

WE 205D (メタル(=ニッケル・アルミ)ベース)

 

 

WE 205D (Old type)

 

 

WE 205D (New type)

 

 

Northern Electric (Canada) R-205D

 ベースはUX

 

 

NEC 205-DN

 ベースはUX。昭和16年10月製造のラベルが貼ってある。

 

別の球の元箱。

箱への収納状態。

貼付されたラベルには、製造月が昭和16年10月とスタンプされると共に、◇の中にNECのマークと、帝国陸軍の桜マークがスタンプされている。管壁には、205-DNの管名と、◇の中にNECのマークと、帝国海軍の錨マークがエッチングされている。

グリッドはラダー型。

ベース底部中央には、◇の中にNECのマークが浮き出しで入っている。

 

 

UE 305D

 ベースはUX

 

 

WE D-156734

トップに、WE独特の3本吊りのおむすびマイカを使用していますが、フィラメントはM字型です。ベースはUX。

 

 

他の米国内では、De ForestSylvaniaでも作られた様ですが、残念ながら所持していません。WE205Fも持っていません。他の外国では、有名なSTC4205Dもありますが当然持っていません。他には、スウェーデンやオーストラリアでも製造された様です。

タイプ 高さ/mm 直径/mm 重さ/g
WE VT-2 93 59 55
WE 205D (Ni-Alベース) 88 59 55
WE 205D (Old type) 88 59 50
WE 205D (New type) 86 58 55
NE R-205D 86 58 48
NEC 205DN 88 59 67
UE 305D 96 58 52
WE D-156734 100 44 50

 意外だったのは、NEC205DNが本家より重かったことで、確かに手に持つとずっしりと重量感があります。

 なお、高さには、トップチップ分とピン長は含んでいません。また、大きさ、重さには個体差がありますので、あくまでも参考程度にお考え下さい。

 

 

(2006/01/01)

(2006/01/15)

(2007/06/23)

(2020/10/25)

 

           規格表 アメリカ製オーディオ球 05シリーズ 総目録 真空管トップ トップ