UY-24S 高周波増幅用傍熱5極管

 UY-24Sは、ラジオ用のリモートカットオフ特性の高周波増幅管として開発されたUZ-58(5極管)UY-24B(4極管)の代わりに増幅度アップを狙って使用できる様にUYベースとした球です。Sはスーパー(超)の意味と思います。エレバム(宮田製作所)が1938年末頃に開発し、戦後になってからも中身をUZ-57に代えて製造されたそうです。UZ-57をUYベースとしてUY-24Bの増幅度アップあるいは代用を図り、戦後になっても各社で製造されたUY-57Sの嚆矢といえます。

 

エレバム UY-24S

刻印ベース。管壁には、○の中にMSEとエレバムのマーク、そして八角形の囲みの中に管名。東京真空管工業組合統制之証のラベルも貼付されている。5極管構造が良く見える。

トップマイカの形状。

 

 

(2016/03/27)

 

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