ナナオラ 85型
仕 様
ブランド | ナナオラ |
メーカー | 株式会社七欧無線電気商會(本社 仮営業所 東京市麻布区東町26 銀座売店 七丁目電停前) |
形 式 | 高一4球ストレート |
寸 法 | 横幅(W)30cm×高さ(H)40cm×奥行き(D)22(つまみ含24)cm |
重 量 | 7.6kg |
使用真空管 | UY-24B,UY-24B,UY-47B,KX-12B (現状は、UY-57S,UY-24B,3Y-P1,KX-12F) |
受信可能周波数 | 550-1500キロサイクル |
耐壓試験電壓 | 交流1500ボルト |
放送受信機附属變壓器規格 | 一次線交流入力 90-100ボルト 50-60サイクル
全負荷連続 0.27A 全負荷入力 24W 二次線交流出力 200ボルト 0.04アンペア 2.5ボルト 4.0アンペア 5.0ボルト 0.5アンペア |
スピーカー | 吋 マグネチックスピーカー |
定 価 | 50.00円 |
発売時期 | 昭和11(1936)年末頃〜昭和12(1937)年初め |
製造時期 | 昭和12(1937)年頃 |
備 考 | 昭和12年2月号の「無線と実験」誌に広告が載っていて、それによると、「音質も鮮明でキャビネットも斬新是れこそ新時代の要素です 眞空管 24B-24B-47B-12B 定価 ¥50.00」とある。 写真付きなので、実物は既に存在していたことになる(ちなみに、2月号は昨年末までに原稿が締め切られたと書いてある。)。 |
正面写真。こちらはまだ未修理品です。エアプレーンダイヤル。つまみはオリジナルと思われる(上記備考欄の広告に出ていた物のつまみとは異なるが、一緒に載っている16型のつまみと同じなので、つまみ違いとして売られていたかもしれない。)。
背面。裏蓋も付いている。電源コード&電源プラグもオリジナル。
内部は錆と埃があるものの比較的奇麗な状態。マグネチックスピーカーが戦時中の紙製の物に交換されている。UY-24Bのシールドケースのトップキャップが1個紛失している。真空管は、1本がUY-57Sに交換され、3Y-P1とKX-12Fにも交換されている。戦後まで使用された証し。
また修理したら追加します。
(2018/12/23)
(2019/06/30)