ナショナル BX-425
仕 様
ブランド | ナショナル |
メーカー | 松下電器産業(株) |
形 式 | mTトランスレス2バンド5球スーパー |
寸 法 | 横幅(W)45cm×高さ(H)17.5cm(足含む):13.5cm(足含まず)×奥行き(D)13cm(つまみ含め15.5cm) |
重 量 | 2.3kg |
使用真空管 | 12BE6,12BA6,12AV6,30A5,35W4 |
受信周波数 | MW 535〜1605KC SW 3.75〜12MC |
中間周波数 | 455KC |
感 度 | MW 50μV/50mW SW 50μV/50mW |
出 力 | 無歪 1.2W 最大 1.5W |
消費電力 | 消費電力 23VA |
定 価 | 定価 8,150円 |
発売時期 | |
製造時期 | |
備 考 |
正面写真。清潔感のあるオフホワイトのツートンカラーが気に入っている。当時家庭での2台目以降の需要を狙って、”5球2バンドルームラジオ”として売り出していた。高級品として、当時2スピーカータイプも売り出されていた。ケース上部など擦り傷や小クラック有り。右上にNationalマーク。向かって左側面に旧式イヤホンジャックがある。
つまみは、左から、ON-HIGH-LOW/VOL/PHONO-MW-SW/TUNE。簡単ながら音質切り替えも付いている高級品と思われる。4ノブタイプも気に入っている。
背面。前面ケースと背面ケースとをビス止めしている。ACプラグはオリジナルの普通モールドタイプ。電源コード癖&被覆一部剥がれ有るもそのまま。
底面より。底面に仕様書が張り付けられている。ケース SN056130。足が2本ずつ前面ケースと背面ケースに付いている。背面ケース内部左右に、回路図と真空管配置図&ダイヤル駆動図張り付け。
修復前のシャーシ正面。垂直式シャーシ。ペーパーコンとオイルコンが見える。大型抵抗は巻線型1個とP型、他はL型抵抗とカラーコードタイプのカーボンソリッド抵抗とが混在している。電源ONでそのまま鳴ったが、電圧チェックで劣化したコンデンサーを交換(電源ブロック&スチコン&チタコン以外全て)。
修復前のシャーシ背面。真空管は、全部松下製。オリジナルと思われる。真空管ソケットは全てモールドタイプ。後段2本にはワイヤータイプの真空管固定フック有り。シールドケースは無し。バリコン 2HC-43 National&NITTO 刻印。IFTは、丸形。熱遮蔽板も見える。SPは、10cmパーマネントダイナミック、アルニコタイプ、 P-412R&P-412S oice 3.0Ω Input 1.5W 松下三角マーク付 SN 05131&05136。2個のSPをOPTの2次側からパラ接続しただけのもの。全てオリジナル。 SPコード劣化は無し。
修復後シャーシ(正面から)。オイルコン、ペーパーコン全部交換。カソードパスコンも交換。前に取り外した古いコンデンサー。
修復完了後のシャーシを取り付けたケース前部を背面から。背面ケースを外すと背面ケースと一体の入力プラグが一緒に外れてAC入力も完全に遮断される安全構造。UL規格準拠と思われるが輸出向けを考慮していたのだろうか。
参考:ラジオ工房中にある昭和37(1962)年1月の松下のラジオカタログ(パンフレット)に掲載有り。2スピーカールームラジオの中で、全面スタイルと銘打たれているものの1つ。
(2007/07/14)
(2007/07/23)