国産ラヂオ・ラジオ用真空管
万能管
サイモトロン(Cymotron) UX-226






KOトロン UX-226



Chikara UX-226


Rising UX-226


Kingtron UX-226

ドン UX-26





高周波増幅管
周波数変換管
検波管
サイモトロン UY-227


ガラスビード支持タイプ。


マイカサポート。フィラメント吊りタイプ。



マイカサポートタイプ。
マツダ UY-227


茶ベースタイプ。
エレバム UY-227





ドン UY-227


UY-27A
UY-27Aは、国産独自の球ですが、227/27の改良型というだけあって、ヒーター電流が1.75Aから1.5Aへと低減されています。この0.25Aの節減は当時にすれば大きな節約になったはずで、ライセンス生産にもかかわらず、同じ規格の球を製造できなかったことがままあった我が国の管球製造技術レベルから見れば、この改良の陰には人知れぬ非常な努力があったのではと想像します。もっとも、56(1A)が登場してからは、そのメリットが無くなってしまいましたが、やはり並四には、UY-27Aでないとサマになりません。
各社のUY-27Aを並べて見ました。

左から、マツダ、エレバム(2本)、KOトロン(2本)、HW、ホリゾン、アジアです。以下、順に紹介します。
マツダ UY-27A



エレバム/Elevam UY-27A

刻印、トップマーク。

刻印、側面マーク。緑ガラス。グリッドフィン付き。
KOトロン UY-27A


マイカの形が異なる。
HW UY-27A

ホリゾン/Horizon UY-27A

アジア UY-27A

Economy UY-27A

マツダ UY-56

左から、赤刻印タイプ、1級タイプ、銀プリントタイプ。以下、順に紹介します。

赤刻印タイプ。

1級タイプ。

銀プリントタイプ。
また別の球です。


マツダ UY-56A
UY-56Aは、ヒーター電流を1Aから0.8Aに低減した球です。



トップに1級マーク。
ドン UY-56


刻印。メッシュプレート。マイカの形が異なる。
松下 UY-56



56にしては珍しい角形プレート。


低周波増幅管
UX-26B


左から、マツダ赤刻印、マツダ1級、New Best、理研、ドン、AmerTron、Strong、松下です。
マツダ UX-26B

赤刻印タイプ。UX-12AやKX-12Fも同じUXベースですので、誤挿入によるフィラメント断線事故が多かったと見えて、「ソケットに注意 挿違へると断線します」と管壁に注意喚起ラベルが貼ってあります。




New Best UX-26B

理研 UX-26B

ドン UX-26B

AmerTron UX-26B

Strong UX-26B

エレバム UX-26B



刻印ベース。

松下 UX-26B

TVC UX-26B



電力増幅管
エレバム/Elevam UX-112A


マツダ UX-12A
UX-12Aは、国産並三・並四ラヂオ、ラジオでの標準出力管でした。外形は、アメリカ製のST14と異なり、ST12と細身となっています。

左から、刻印両丸、刻印赤、一級プリント、なで肩タイプ。
以下に、1本ずつ、左から順に示します。




その他のメーカーの国産UX-12A達

左から、DON刻印、DONプリント一級、BESTO刻印、エレバム一級プリント、不明2本です。
以下、左から順に1本ずつ紹介します。
ドン/DON UX-12A

戦前の刻印タイプ。プレートのエンボスマークが美しい。

戦前の刻印タイプ。プレートのエンボスマークが美しい。




こちらは、別の球。

こちらは、戦後のプリントタイプ。
BESTO UX-12A

「放」マーク付き。
エレバム/Elevam UX-12A

戦後のプリントタイプ。
不明


これら2本は、製造メーカー不明であるが、割合しっかりと作られている。
NEC UX-12A




赤プリントタイプ。
サイモトロン UX-171A

マツダ UX-171A



エレバム/Elevam UY-247B



トップマーク。
マツダ UY-47B


川西 UY-47B

昭和18年1月製造とある。



トップに川西のマーク。黒っぽいプレート。

こちらも同じく、昭和18年1月製造。



こちらは通常のニッケルプレート。
整流管
HW KX-112C
刻印ベース。ガラスビード支持。リブ付きの角型プレートの真ん中にWのエンボス加工がされている。フィラメントは3点吊り。
上部からの眺め。
マツダ KX-280


マジックアイ