コンサートン M-57型
仕 様
ブランド | コンサートン |
メーカー | タイガー電機株式會社 |
形 式 | 4球ストレート(並四) |
寸 法 | 横幅(W)35.5cm×高さ(H)26cm×奥行き(D)17.5(つまみ含20)cm |
重 量 | 4.5kg |
使用真空管 | UZ-57,UX-26B,UX-12A,KX-12F |
受信周波数 | 中波 550〜1500K.C. |
電源入力 | 50-60〜100V 0.16A |
スピーカー | 吋 マグネチックスピーカー |
定 価 | 昭和13年6月13日認定当時 30.00円 (同年9月14日以降に、42.00円に改定) |
発売時期 | 昭和13(1938)年 |
製造時期 | 昭和13(1938)〜14(1939)年頃(推定) |
備 考 | 日本放送協会認定受信機 No.11121号 (昭和13年6月13日認定) |
正面写真。こちらはまだ未修理品です。つまみは全て残っている。一応減速ダイヤルが付いている。正面左下隅に、日本放送協会認定証も貼付されている。
背面。裏板も付属している。並四とはいえ、最新鋭のペントード(UZ-57)を用いたラヂオ。ラヂオの型名も使用ペントードの型番に由来すると思われる。
外側面に、昭和16(1941)年11月28日付けの容量試験証(東京電燈 前橋支店 100V50〜 容量18VA 4球式)が貼付されている。対米英との戦争に突入する丁度10日前になる。
背面内部。シャーシに錆びは結構あるがまだましな方。UZ-57のシールドケースもアルミ製。近年になってビニール線による内部配線やSPコード、ACコード、側面スイッチ、ACプラグの交換などの修理の手が入っている模様。UX-26BとKX-12F(4本足)とは刻印のマツダが挿さっていて、当初のままと思われる。UZ-57とUX-12Aとは戦後のHEC(Hikari) 白プリントに交換されている。戦後になっても使われた証。(残っている球から見て、近年の修理の時に眞空管が交換された可能性はないと考える。)
背面内部の拡大写真。銘板も残っている。鉄フレームのMSPはオリジナルと思われる。コーン紙も綺麗。修理の際のビニール線が見える。また、ケースの底面には回路図も貼付されている。
また修理したら追加します。
(2019/11/24)