AZ1 両波整流用直熱双2極管
AZ1は、丁度RGN1064のサイドコンタクト(S8)ベースといった感じの球ですが、外形はナス、ST、そしてストレート(所持していません)、プレートもメッシュと板とバリエーションが豊富ですので、アンプに組んで差し替えを楽しんでいます。
Telefunken AZ1
初期型のニッケル線で編んだメッシュプレートタイプ。
トップのサポートはマイカで、フィラメントは片側1本吊りの逆V型。ガラスのトップには、旧型の大型ダイヤモンドマーク。
こちらは同様にメッシュプレートでも少し後期型と思われる。メッシュプレートを内側1ヶ所で溶接しているため、プレートの横幅が狭くなった。
トップには小型ダイヤモンドマーク。トップマイカも小さくなった。
こちらは、ナス型で、プレートがグレーの板プレートになった。側壁面に小型ダイヤモンドマーク。
トップマイカなどプレート以外は同じ構造。
こちらは、上と同じ構造だが、トップマイカでなくセラミックサポートとなっている。プレートがかなり傾斜している。
トップのセラミックサポートが良く見える。
unknown AZ1
ナスでメッシュプレートタイプ。プレートの上下には金属リボンで縁取りしている。製造は、Lorenz辺りかと思いますがただの推測ですので当てになりません。
トップのマイカサポートも同じ構造。
Philips AZ1
いかにもオランダ製らしい優雅なスタイル。2枚のプレートの間隔が狭い。
Siemens AZ1
こちらはST時代になってからのもの。管壁に白プリントマーク。プレートも普通のグレー板プレート。特に特徴のない造りとなった。
Telefunken AZ1
Teonexは、英国ロンドンの商社。
管壁に白プリントでマーク。造りは上のSiemensの球と全く同じ。同じところで製造されたものだろう。
トップマイカの形状も全く同じ。
(2011/08/21)
規格表 ヨーロッパ製オーディオ球 01ナンバー 総目録 真空管トップ トップ