76 増幅用傍熱3極管
76は、56を6.3V管としたものです。普通はST12型です。極初期には一部のメーカーでナス型も製造された様ですが、見たこともありません。オーディオアンプのエキサイター段として良く使われています。1950年代に保守用として、チューブラータイプのものが製造されました。
RCA 76


銀プリントタイプ。
Raytheon 76


どちらも、刻印、4ピラータイプ。
Sylvania 76



緑プリントでリーフマークも付いています。

GE 76



T9タイプ。6P5GTのUZベースとなります。
以下に、国産のUY-76を紹介します。
マツダ UY-76


左の足ピンは鉄製。

左は、サイクルマーク(プロペラロゴ)で一級マーク。右は、銀プリント。


サイクルマーク(プロペラロゴ)の別の球。"20 5"(昭和20年5月製)とプリントされている。


ボロボロですが元箱です。


管壁に金文字。プレートにカシメ穴はない。

トップマイカにはマグネシア塗布。


なで肩となり、プレートにカシメ穴が設けられた。

トップの構造は変更なし。
東芝 UY-76

元箱。定価330円とあります。

ドン UY-76



戦後の製造と思われる。〇に一級マークも付いている。

トップからの眺め。
松下 UY-76

元箱。


元箱は変わらない。


トップマイカとプレートの固定の仕方が簡略化された。

プレート材の端部を爪状に伸ばしてトップマイカのスリットを通してから開いて固定する方式。プレートの支柱もボトムマイカの下までとなった。流石松下。
テン UY-76


オールライト UY-76



アルコ UY-76




不明 UY-76




(2006/05/28)
(2017/12/24)
(2021/02/28)
(2021/11/28)
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