58 高周波増幅用傍熱5極管

 58は、57と同様にラヂオ・ラジオ用のリモートカットオフ特性の高周波増幅管として開発されました。構造は、57と瓜二つで、グリッドピッチが均一でない点だけが異なります。国産化されてラジオにも採用されましたが、価格が高かったこともあり、一般には、UY-24Bが使われることが多かった様に思われます。我が国では、後にヒーター電流を1Aから0.8Aに低減した、UZ-58Aが造られました。

 後に、6.3V化されて、6D6となりました。78ではありません(特性的には、瓜二つですが)ので、ご注意下さい。

 

Raytheon ER58

トップマイカは、亀型。刻印4ピラー。

 

Raytheon 58

刻印4ピラー。刻印からERが消えた以外は、上と同様。

刻印4ピラー。トップマイカが、通常型になった以外は、上と同様。ただ、カーボンスートが濃くなった様。

 

Arcturus 58

珍しいブルータイプ。見えづらいがドームトップ部分手前側に58とプリントされている。

 

Majestic G-58S

刻印ベース。

同社独特のスプレーシールドタイプ。

 

 

エレバム UZ-58

管壁には、白色で枠の中にELEVAMと管名がプリントされており、反対側には、〇に一級とスタンプされている。戦後間もなくの頃の製造。

トップグリッドへの引き出し線はターンしている。

 

 

外にもありますので、随時追加します。

 

(2008/01/13)

(2009/01/17)

(2009/01/31)

(2021/08/29)

 

            規格表 ラヂオ球・ラジオ球 58ナンバー 総目録 真空管トップ トップ