236/36 検波増幅用傍熱4極管

 236/36は、自動車ラジオ用の検波管及び高周波増幅管として開発されました。初期はナス型でしたが、後にST12型になります。丁度224A/24A6.3V版といったところですが、227/27から237/37の場合と同様に、ヒーター電力の大幅な改善が図られました。

 

Raytheon ER236

最初期型と思われる。メッシュスクリーンシールドを上下の縁で折り返している。刻印4ピラー。

上部のシールド蓋は、ただ被せた様な感じで、メッシュスクリーンシールドとの間に隙間がある。電極保持はガラスビード。

 

次の初期型と思われる。4ピラー。

上部のシールド蓋の外縁が、メッシュスクリーンシールドと全周に亘って溶接されている。電極保持はガラスビード。

 

中期型と思われる。4ピラー。

電極保持が中心部のセラミックとなったが、上部ヒーターのみ、ステムから延びたピラーに溶接された細い支柱により保持しており、その支柱に小さいガラスビードで支持された細い支柱を溶接して位置決めしている。

 

疑問点もあるが、とりあえず後期型と思われる。4ピラー。

電極保持は中心部のセラミックで、上部ヒーターは、ステムから延びたピラーで直接保持している。

 

Arcturus 136

ブルータイプ。

 

Raytheon 36

初期型。メッシュスクリーンシールド。刻印4ピラー。

電極保持はセラミック。ヒーター端子は2つともボトムに。トップマイカは爪付き円形。

 

後期型。見えづらいが、スモールパンチスクリーンシールド。刻印4ピラー。

マイカはありふれた2枚型。

 

(2007/06/23)

(2007/11/17)

 

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