37(237)/37A 検波増幅用傍熱3極管
37(237)は、227/27から発展して、自動車ラジオ用の検波増幅管として開発されました。開発当時の球は、当然直流点火用に設計されています。ヒーター電力が4.375W(2.5V1.75A)から1.89W(6.3V0.3A)と半分以下となりました。6.3Vヒーターのメッシュプレート球は、オーディオアンプのエキサイター段用として、私にとっては貴重な存在です。初期にはナス(S12)型で、後にST12型となります。
RCA 37


Cunningham C-337

箱には、DC HEATER 6.3V 0.3A Ep135V Eg-9Vと記載されている。


トップマーク。
Sylvania SY-237

箱には、ヒーター6.5V0.275Aと記載されている。


メッシュプレートとリーフマーク。
Philco 37

こちらもメッシュプレート。
Raytheon ER237

RaytheonのER237も私の好きな球の1つです。ナスでメッシュプレートで4ピラー。

旧タイプ。

新タイプ。
Arcturus 137A

ブルーガラス。刻印ベース。

Arcturus 37


ブルーガラス。オレンジプリントベース。

Ken-Rad UY-237


Pilot P-237



エレバム UY-237

箱のみです。
USA 37 ST

左から、Silvertone(刻印)、Grunow(刻印)、Raytheon(刻印)、National Union(刻印)、RCA(銀プリント)、Raytheon(オレンジプリント)です。以下、順に紹介します。
Silvertone 237

メッシュプレート。STでも237と刻印されている。
Grunow 37

これもメッシュプレート。
Raytheon 37

4ピラータイプ。
Sonatron 37




メッシュプレートで十字マイカ。
National Union 37


RCA 37

Raytheon VT-37

Arcturus 37A

元箱の色合いが、37ナスブルーの箱と違う感じに写っていますが、同じ色の箱です。(こちらの方が実物に近い色です。)

米国製の37Aは、ヒーター電流0.4Aタイプとのことです。
マツダ UY-37A


国産のUY-37Aは、電気的にはUY-37と同特性とのことです。


別の球。緑っぽいガラス。管壁の型番マークの上に錨のマークがある。

エレバム UY-37A

帝国海軍の錨マーク入り。

NEC UY-37(TB-639-A)


管壁に◇の中にNECのマーク。その上にUY-37、下にTB-639-Aのプリント。流石に丁寧な造り。

トップマイカも円形でサイドマイカも設けられている。
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