802 送信用傍熱5極管

 

 802は、59をトッププレートとして、高電圧を掛けられる様にして送信用とした球です。当然ながらプレート構造などは同じで、ダブルヒーターであることも同様です。ただし、ヒーターが2.5V(2A)から6.3V(0.9A)へと変更されています。RaytheonではRK-25となります。トッププレートということで余り人気はない様ですが、素朴な設計で、しかもG3が単独に引き出されていますので色々と遊べそうで、当方の好きな球の1つです。

 

RCA 802

刻印ベース。管壁に管名。プレートは黒化ボックス型。プレートの上下にセラミックサポートが設けられている。プレートの下にボックス型のシールドがある。

トップマイカにはサイドマイカが設けられている。トップマイカの上部にも細長キャップ状のシールドが設けられている。

 

RCA/de Forest 802

刻印ベース。他の構造は上と全く同じ。

上からの構造も同じ。サイドマイカもあり。

 

こちらは、銀プリント。他の構造は同じ。

上部マイカのサイドマイカが省略されて、代わりに4本の爪が設けられている。

 

こちらも、上と同じ構造。

上部マイカの構造は上と全く同じ。ただし、マグネシアが塗布されている。

 

RCA 802

赤黒元箱。

ベースは銀色プリント。管壁に管名。プレートは黒化ボックス型は同じだが、リブの形が異なる。上下のセラミックサポートは省略されている。プレートの下のシールドも舟形になった。

上部マイカの構造は上と全く同じ。マグネシアも塗布。

 

(2013/02/24)

 

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