41 電力増幅用傍熱5極管

 41は、ラジオや電蓄の出力管として開発されました。初期はナス型でしたが、間もなくST12型となりました。その後、メタル管で6K6、GT化され6K6G6K6GTと、mT化され6AR5と続いて、世界中で息が長く製造されました。42の弟分に相当します。我が国でも、戦後の5球スーパーラジオのパワー管として、ST管時代の42の後継として、後のmT管時代には6AR5が広く用いられていました。

 

Sylvania 41

初期のナス型。リーフマーク付き。

 

Raytheon 41

初期型の4ピラータイプ。フランジの無い独特の楕円メッシュプレート。私の好きな球の1つです。

後期型4ピラータイプ。グリッド冷却フィン付き。

 

マツダ UZ-41

国産のUZ-41は比較的珍しい。刻印ベースに白色プリント。ガラスは緑っぽくなっている。円形の黒化プレート。

トップマイカはマグネシア塗布の十字型。RCA製を忠実に再現している。

 

Sylvania 41

1950年代に保守用として製造されたチューブラータイプ。6K6GTUZベースとなります。

 

他の球についても、順次追加してゆきます。

 

(2007/01/28)

(2008/02/02)

(2009/01/31)

(2015/04/26)

 

            規格表 ラヂオ球・ラジオ球 アメリカ製オーディオ球 41ナンバー 総目録 真空管トップ トップ