233/33 電力増幅用直熱5極管
233/33は、2Vシリーズポータブルラジオ用の出力管として開発されました。初期はナス型で、後期がST14型になります。我が国のUY-247B(UY-47B)のお手本となった球とされています。
RCA 233
1931年4月製造。
トップマイカでトップマーク。
Cunningham C333
1931年4月製造。
トップマイカでトップマーク。
Raytheon ER233
リブ付きのボックスプレート。4ピラー。
マツダ UY-233(BX-233)
刻印ベース。ベースには、UY-233と刻印されているが、管壁には、八角の囲みの中に、BX233とプリントされている。昭和12年5月製造のラベル貼付。この球を基にして、UY-247Bが開発されたと思われる。
トップからの眺め。
ベース底部。見えにくいが、浮き出しで「マツダ」マークが付いている。
以下は、STタイプを紹介します。
Raytheon 33
刻印ベース。4ピラー。
マツダ UY-33
刻印ベース。管名は管壁にプリントされている。ガラスが少し緑がかっている。米国製と異なり、UX-12AやUX-26などと同様に小型のST12型の外囲器に収められている。後のUY-47Bの基となっただけのことはある。
トップからの眺め。
他の球についても、順次追加してゆきます。
(2007/09/29)
(2007/11/17)
(2021/02/28)