Welsh W.T.501 検波増幅用直熱3極管
Welshは、1923年に製造を開始した会社ですが、独自に開発したW.T.501は、グリッドレストライオードの1つとして有名な球です。当時としては超小型のためPEANUT TUBEとして有名でした。浅野勇さんの「魅惑の真空管アンプ」(正)でも、7ページの右欄で触れられております。真空管の歴史の一齣として貴重な球と思います。
元箱。中には、マニュアル&データシートに包まれて、球が逆さに収まっている。FEB 3 1930とスタンプされている。
球の外観。トップシールで、カラフルで小さくて可愛い。ベースはメタルで色々と文字がスタンプされている。プレートのリード線はエンパイヤチューブで絶縁されて引き出されている。管内上部の金色はゲッター。ガラス管の中程が少しくびれており、そこにグリーンの絹巻き線が巻かれている。これが外側からグリッドの役割を果たすとの触れ込みだが、まだ試していない。ソケットもあるのでいずれは試したい。
上部からの眺め。ガラス管内にコイル状のプレートと、その外側にフィラメントがある。
球を包んでいた紙。外観図と規格が書かれている。
使い方(結線図)も書かれている。
(2014/02/23)