WEVT-1 万能型直熱3極管

 

 WEVT-1は、軍用真空管の栄えある登録第1号として、第一次()世界大戦中に開発されました。

 

WE VT-1

特に初期型では様々なマイナーチェンジがなされている様ですが、所持しているのは、以下の2種の後期型のみです。

"Licensed only for amateur, experimental and entertainment purposes." と書かれたラベルが貼られている。戦後一般向けに放出された物。

1枚板を打ち抜いたラダーグリッドとリブ付きプレート。

メタルベースに刻印。底は茶色ワックス。足ピンの先には金チップ付き。

こちらは、底が黒色ワックス。他に所持している球の中には、金チップが外されているものが見受けられます。

流石にWEの造りだけあって、見事で丁寧な構造です。重量もどっしりと重くて、外から眺めるだけで三極管の構造が直ちに解るという特徴も備えていて、私の好きな球の1つです。今現在活きているものでも、当然ゲッターなどありませんから、十分に労りながら、90年間もの間生き続けてきた球を、決して無理をさせることなく、単球ラジオやオーディオアンプに使って寿命を全うさせてやりたいと思っています。

 

          規格表 アメリカ製オーディオ球 01ナンバー WE 総目録 真空管トップ トップ