RK-24 増幅発振用直熱3極管
RK-24は、30のパワーアップを図って、携帯用や移動用無線機に使うことを目的として開発された様です。電極構造は30そのままで、フィラメントをM型として、センタータップを出して、並列に接続しています。フィラメント電流も30の丁度2倍となっています。つまり、30のフィラメントを2本封入することにより、パワーアップを図ると共に、万一フィラメント切れの場合でも、1本だけなら暫定的にそのまま使用可能というメリットも考えてのことと推測しています。ST型でタイトベースが気に入っています。
オーディオに用いても、30と異なり、豊かな音で好きな球の1つです。
Raytheon RK-24
ガラス壁面にプリント。
4ピラー。
こちらは、やや後期と思われるオレンジプリントタイプ。
こちらも4ピラー。改良点として、見えにくいが、フィラメント切れ回避を図って、フック部分にセラミックコーティングを施している。(それでも1本切れている。UX-超45と同じで、それでも働くところが気に入っている。)
(2007/11/17)