RE114　電力増幅用直熱3極管

　RE114は、戦前のドイツでラヂオの終段音声増幅用に開発されたREシリーズの球の中で最も小型の球です。初期型はナス型で、フィラメントが蒸発型陰極です。米国系では、112/12Aに相当する球です。

Telefunken RE114

元箱

初期型のナス型。水平置きプレート。

上部からの眺め。トップには、四角マークをさらに八角の星で取り囲んだ大型ダイヤモンドマークが見えます。水平プレート上部の真ん中にアジ化バリウム溜まりが見えます。ここを加熱して、蒸発させてフィラメントに蒸着させますが、同時にゲッター膜が左右に付着しますので内部は良く見えません。

(2017/06/25)

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