C7 検波増幅用直熱3極管(日本無線、日本独自球)
我が国の日本無線で製造・販売された初期の球です。筒型七号と称され、検波用かつ一般船舶用で、感度優良とされていました。シングルエンド型で、全長93mm×直径44mmφとなっています。
日本無線 Type C7
メタルベースで、ブルーガラスでトップチップの魅力的な外観。管壁には、NIHON MUSEN及び日本無線のマーク並びに"TYPE C7"とプリントされており、反対側には、"F.V.6V P.V.40V-80V"ともプリントされている。また、スリットがある円筒形のプレート板にもNIHON MUSEN及び日本無線のマークが刻印されている。足はバイヨネットピン付きのUV。ステムはプラチナ。
トップからの眺め。中心部に一直線に張られたフィラメントとその廻りにコイル状のグリッドが見える。
ベース底面の眺め。底板は茶色のベークライトで、"F,F,P,G"と刻印されている。
(2022/11/27)