LV30 電力増幅用傍熱5極管

 

LV30は、第二次世界大戦中にドイツ軍用の電力増幅管として開発されました。

 

Telefunken LV30

元箱。しっかりとした厚紙製に帯封。

箱の内部。ドイツらしく厳重に包装されている。

管名と社名。フィン付きのプレートなどやや複雑な構造。電極はトッププレートとベースに放射状にピンがだされている。国防軍用。

下部からの眺め。真下のノブはねじ込みとなっており、取り外せる。

上部からの眺め。

ソケットというかバルブホルダー。

球を挿入した時の様子。抜くのが大変になるので、途中まで押し込んだ状態。最後まで押し込んだ場合には、球エンドのベークライトの底面とソケットの端面がピッタリと合わさり、機器に組み込んだ状態では突出部が無くなり面一となる。球をソケットから取り外すときには、写真のとおり、球のベークライトの底面の中心部に切ってあるネジ穴にノブをネジ込んでから、ノブを手で引っ張るしか方法が無い。ドイツ式の設計は徹底して拘ります。

 

(2015/11/22)

 

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