57 検波増幅用傍熱5極管

 57は、ラヂオ・ラジオ用の検波管あるいは高周波増幅管として開発されました。管内にカップを付けて、スクリーンシールドを不要として、カーボンスートされたST12型のスマートな形状が、当時颯爽と登場した待望の高周波用新型ペントードとして印象的だったことと思います。国産化されてラジオにも採用されましたが、価格が高かったこともあり、一般には、UY-24Bが使われることが多かった様に思われます。我が国では、後にヒーター電流を1Aから0.8Aに低減した、UZ-57Aが造られました。

 後に、6.3V化されて、6C6となりました。77ではありません(特性的には、瓜二つですが)ので、ご注意下さい。リモートカットオフの双子管が58となります。

 

Raytheon ER57

トップマイカは、亀型。刻印4ピラー。

 

Raytheon 57

刻印4ピラー。刻印からERが消えた以外は、上と同様。ただ、カーボンスートが濃くなった様。

刻印4ピラー。トップマイカが、通常型になった以外は、上と同様。

 

Arcturus 57

珍しいブルータイプ。見えづらいがドームトップ部分手前側に57とプリントされている。

 

CeCo M57

こちらは珍しいMG管。Gold SealのOEM品。アルミ製のシールドケースに黒色塗料が塗ってある。プリントは、"CECO"と"57"となっている。

 

他にもありますので、随時追加します。

 

(2008/01/13)

(2008/10/25)

(2009/01/17)

 

            規格表 ラヂオ球・ラジオ球 アメリカ製オーディオ球 57ナンバー 総目録 真空管トップ トップ