56(256)/UY-56A 検波増幅用傍熱3極管

 

56(256)は、227/27の改良として、ヒーター電流を1.75Aから1Aに低減させた球として世に出ました。初期はナス(S12)型で、後にSTとなりました。

 

 

まずは、ナス型56を以下に紹介します。

 

RCA 56

 

 

Cunningham 56

 

 

RCA/Cunningham 56

表は、RCAの刻印。

裏は、Cunnighamの刻印。

 

 

Sparton 56

ナスでメッシュプレート。プレート断面が六角形。私のお気に入りの中の1本。

 

 

National Union NU56

ナスでメッシュプレート。プレート断面が独特の形。

 

 

Raytheon ER56

ナス、メッシュプレート、4ピラー。

 

 

ナス、4ピラー。こちらはメッシュでないタイプ。

 

 

Arcturus 56

トップに”56とマークされている。

 

 

Crosley 56

製造は、Arcturus

 

 

Triad 56

 

 

Speed 256

256と刻印されている。

 

 

Silvertone 56

 

 

Majestic G-56

 

 

Rogers (CANADA) 56S

同社独特のスプレーシールドタイプ。

 

 

マツダ UY-56

 珍しいナス型。両丸刻印。昭和8(1933)年6月〜12月までの間しか製造されなかったそうです。

 

 

 

以下は、ST56です。

 

RCA 56

元箱。上蓋内側の壁部にも白抜きで管名が記入されている。

刻印ベースに管名も刻印。黒化プレートにダブルヘリカルヒーター。

トップマイカは十字型。

 

 

Raytheon 56

元箱

4ピラー。

 

 

Arcturus 56

マイカ形状は、ナスタイプと同じで管壁に接していない。青色で「ARCTURUS BLUE」とプリントされている。

 

 

以下は、国産のSTUY-56です。

 

マツダ UY-56

左から、赤刻印タイプ、1級タイプ、銀プリントタイプ。以下、順に紹介します。

赤刻印タイプ。

1級タイプ。

銀プリントタイプ。

 

別の球です。

赤でない刻印タイプ。"放"マークもある。黒っぽいプレート。

トップマイカにもサイドマイカが設けられている。グリッド放熱フィンは無い。

 

別の球。赤でない刻印タイプ、黒っぽいプレートは全く同じ。

サイドマイカ付きのトップマイカ。グリッド放熱フィンが無いのも同様。

 

刻印タイプ。管壁に○にマツダのマーク。"放"マークもある。

トップからの眺め。トップマイカの形。サイドマイカが無くなり、グリッド放熱フィンが設けられた。

 

別の球。赤刻印タイプ。管壁に○にマツダのマーク。"放"マークもある。真鍮ピンになった。

トップからの眺めは全く同じ。

 

また別の球。刻印タイプ。管壁に○にマツダのマーク。"放"マークもある。真鍮ピンで、ガラスも少し緑っぽくなった。

トップからの眺めは全く同じ。

 

また別の球。刻印タイプ。管壁に○にマツダのマーク。"放"マークもある。真鍮ピンになって、ガラスも少し緑っぽくなった。

トップからの眺めは全く同じ。

 

 

こちらはまた別の球です。

元箱。

刻印ベースではなくなり、管壁に白プリント。真鍮ピンと緑ガラス。

 

 

刻印ベースではなくなり、○にマツダの白スタンプ。○に一級マークもある。プレートが白っぽい。

トップからの眺めは全く同じ。

 

こちらは戦後のなで肩タイプ。プレートはカシメ穴4個で固定。

 

 

マツダ UY-56A

UY-56Aは、ヒーター電流を1Aから0.8Aに低減した球です。

元箱。

管壁に白プリント。真鍮ピンと緑ガラス。

トップに1級マーク。

 

 

ドン UY-56

刻印。メッシュプレート。マイカの形が異なる。

 

刻印ベース。メッシュプレートタイプ。管壁に赤色八角囲み内に管名。

トップマイカが十字型。

 

 

刻印ベースではなくなり、管壁も銀プリントとなった。プレートはメッシュからそのまま板プレート(リブ付き)となった。

トップからの眺め。

 

 

管壁の銀プリントはそのまま。〇に放マークもある。リブ無しの光沢ニッケルプレートとなった。

トップからの眺めは同様。

 

 

エレバム UY-56

刻印ベース。

十字マイカ。トップマーク。

 

 

日立 UY-56

管壁には、日立のマークの下に八角形の囲み内に管名。反対側には、〇に一級マークがある。

 

 

テン UY-56

管壁には、八角形の囲み内に管名。反対側には、TENのマークの下に〇に一級マークがある。

 

 

松下 UY-56

56にしては珍しい角形プレート。

 

 

こちらは通常の丸形プレート。

 

 

PRC UY-56

 

 

サン(SUN) 56

黒っぽいプレート。1級マークもプリントされている。

 

 

 

また、見つけ次第追加します。

 

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