49 電力増幅用直熱4極管
49は、246/46と同様にB級電力増幅用の2グリッドパワー管で、規格は大幅に小振りとなりましたが、フィラメントを2V化して、バッテリーセット用として開発されました。この球も、第2グリッドを第1グリッド又はプレートの何れかと接続して専ら3極管として動作させます。米国に限らず、ヨーロッパでも一時期、消費電力節約もあって、B級プッシュプルがもてはやされた時期があった様です。
個人的には、スペースチャージ接続にした単球ラジオを製作したため、好きな球の1つになっています。
RCA 49
細長い元箱。"DUAL-GRID POWER AMPLIFIER"とある。
刻印ベース。リブ付きニッケルプレート。真ん中の写真のベース部にTECの焼き印が押してある。
TEC(東京電気)の焼き印のアップ。東京電気では、UV-201,UV-199の時代から、自社製で賄えない時には、RCAからの輸入で代用して供給していた。
上部からの眺め。1点吊りフィラメント。
Raytheon ER49
元箱。
刻印4ピラー。リブ付きボックスプレート。
トップからの眺め。2点吊りフィラメント。
他の球についても随時追加します。
(2008/01/13)
(2020/06/28)
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