UX−26B 低周波増幅用直熱3極管(日本独自球)
UX-26Bは、26のμを増大させた我が国独自の球。並四ラヂオの低周波増幅段(出力管UX-12Aの前段)に用いられた。米国製の26のST14型と異なり、例によって、細身のST12型となっている。一部のラヂオでは電力増幅にも用いられたが、226と違って寿命が保たないとのこと。
左から、マツダ赤刻印、マツダ1級、New Best、理研、ドン、AmerTron、Strong、松下。
マツダ UX-26B
赤刻印タイプ。UX-12AやKX-12B(12F)も同じUXベースなので、誤挿入によるフィラメント断線事故が多かったと見えて、「ソケットに注意 挿違へると断線します」と管壁に注意喚起ラベルが貼ってある。ドンのUX-26にも同様の誤挿入注意喚起ラベルが貼られている。
元箱。
上とは別の球。刻印ベース。同じ様に注意喚起ラベルが貼ってある。
赤刻印タイプの別の球。
トップからの眺め。
同じマツダだが、こちらは戦後の一級タイプ。
エレバム UX-26B
元箱。
刻印ベース。
十字マイカ。
銀プリント。
こちらは戦後の保守・補修用。
元箱いろいろ。
New Best UX-26B
理研 UX-26B
ドン UX-26B
刻印ベース。管壁に管名とロット。DONのエンボスが付いたニッケルプレート。
トップからの眺め。十字型のトップマイカ。トップに〇に放マーク。
別の球。内部はゲッターで良く見えない。
八曜 UX-26B
見え難いが、管壁に八曜のマークとその下に八角形の囲みの中に管名がプリントされている。右の写真には、四角囲みの中に赤字で"SAKKO 6-10"とプリントされている。
トップからの眺め。
AmerTron UX-26B
Strong UX-26B
松下 UX-26B
戦後の保守・補修用。
TVC UX-26B
元箱。
こちらも戦後の保守・補修用。
テン/TEN UX-26B
こちらも戦後の保守・補修用。
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